韓国人の愛誦詩
生命の書
柳致環(ユ・チファン、1908~1967)
▶
私の知識が毒毒しい懐疑を救うことができずに
私がまた、生の愛憎をすべて背負うこともできなくて
病んだ木のように生命がもまれる時、
あのはるかに遠いアラビアの沙漠へ私は行こう。
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そこは一度浮かんだ白日が不死身のように灼熱し、
一体が砂の中に死滅した永劫の虚寂に、
ただアラーの神さまだけが
毎晩、悩んで迷う熱沙の果て。
▶
その熱烈な孤独 の中で、
小づまをひるがえて一人で立つと、
運命のように必ず '我'と対面するようになるのだから、
そこで、 '我'というのは、我の生命というのは、
その原始の本然たる姿を再び学ぶことができないならば、
あえて(いっそのこと)、私は、どこかの砂丘に
悔恨なき白骨を砕け散るようにしよう。
(1938年)
柳致環の詩--生命の書(ハングル版)
Chosun Ilbo, March 25, 2008.
↓ 韓国の詩人 柳致環(ユ・チファン、1908~1967)
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2008/04/11 19:20
カテゴリ: 世界から > 韓国・北朝鮮 フォルダ: 韓国文化
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