国際関係論

Inside Korea -- 金剛山観光 & 韓国初の人工衛星打ち上げ

Sophian(ソフィアン) 2014. 3. 13. 00:45

 

Inside Korea
 
 
●統一部、
 

"金剛山観光の再開は条件満たしてから"

 

 

【ソウル27日聯合ニュース】

統一部の千海成(チョン・ヘソン)報道官は27日にソウルの南北会談本部で会見し、韓国人観光客射殺事件の真相を究明し、訪朝者の身辺安全保障に向けた制度的仕組みが整ってこそ、金剛山観光を再開できるとの立場を改めて示した。

 

 金剛山観光は、昨年7月11日に現地で起こった観光客射殺事件を受け中断されている。先ごろ玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代グループ会長が訪朝した際、現代側は北朝鮮と開城・金剛山観光の再開に合意したが、政府は再開に先立ちこうした条件を満たすべきとの立場を貫いている。

 

 千報道官はまた、政府と観光事業者の現代峨山が開城・金剛山観光について協議したとする一部報道に対しても、担当部署に確認したがそうした事実はないと否定した。

 

会見する千報道官=27日、ソウル(聯合ニュース)

 

 

 

米国務省対北制裁担当、

 

"安保理制裁の効力は継続"



【東京26日聯合ニュース】

米国務省のゴールドバーグ調整官(対北朝鮮制裁担当)は26日、訪問先の東京で記者会見し、米女性記者解放など北朝鮮の強硬姿勢に変化が出ていることと関連し、「国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議の効力は続いている」と釘を刺した。その上で、今後も制裁を通じた国際的な圧力が必要だとの姿勢を示した。

 

 続けて、米国が求めるのは対話でなく非核化の実現という目標に向けた協議だと述べ、表面的な変化とは関係なく、今後も6カ国協議を中心に北朝鮮に対応していくとの意向を明らかにした。

 

 ゴールドバーグ調整官はシンガポール、タイ、韓国で当局者と北朝鮮核問題などを協議した後、24日に日本入りした。25日に6カ国協議日本首席代表の斎木昭隆・外務省アジア大洋州局長と会合した後、26日に出国した。

 

韓国出国に先立ち、記者の質問に答えるゴールドバーグ調整官(24日撮影)=(聯合ニュース)

 

 

 
羅老号失敗原因はフェアリン
 
グ未分離、衛星は消滅か



【高興26日聯合ニュース】

韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV-I)が予定の飛行経路から外れたのは、衛星を覆う保護カバー、フェアリングの片側が分離されなかったためと判明した。このため、羅老号打ち上げは「部分成功」という当初の政府発表をめぐる非難と、韓国とロシア間の責任攻防が強まる見通しだ。

 

 教育科学技術部の金重賢(キム・ジュンヒョン)第2次官が26日午前に会見し、韓ロによる共同調査委員会、飛行試験委員会の調査結果を発表した。今回の羅老号打ち上げは、1段・2段ロケットの分離、衛星の分離には成功したが、フェアリングの分離異常で衛星の軌道投入に失敗したと説明した。

 

会見のようす=26日、高興(聯合ニュース)

 

 2段ロケットは正常に点火されたが、重量が衛星の4倍に達するフェアリングが分離できずそのまま残っていたため、十分な上昇速度を出すことができなかった。このため科学技術衛星2号は、軌道進入に必要な秒速8キロメートルより遅い秒速6.2キロメートルで落下し、公転軌道に乗ることができず、地球に落下しながら大気圏で消滅したものと推定される。

 

 羅老号打ち上げ失敗原因がフェアリングの分離失敗と判断されたことで、共同開発国のロシアとの責任攻防も予想される。

 韓国がロシアと結んだ協定によると、今回の羅老号打ち上げと来年5月に予定されている羅老2号の打ち上げで1度でも失敗があれば、ロシア側が1段ロケットを別途の費用なく提供することになっている。2段ロケットを覆うフェアリングは韓国の技術で開発されたものだが、ロシアが総括支援を担当しており、共同で原因を究明し、解決策を講じることになる見通しだ。

 

 教育科学技術部は、今回の調査結果をより客観的に検証し再打ち上げの成功を目指すため、政府レベルでの羅老号発射調査委員会を立ち上げ、28日に第1回会議を開催する計画だ。

 

 

2009/08/27 16:44

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