国際関係論

盧武鉉-金正日頂上会談の発表に付して:日本の国際的な孤立を招くのか

Sophian(ソフィアン) 2013. 12. 16. 11:57

朝鮮半島をめぐる国際関係論
    
鉉‐頂上会談の発表に付して――日本の国際的な孤立を招くのか?


盧-金頂上会談の発表によって、これからは、朝鮮半島における平和定着のための、四者会談の比重が大きくなっていく展望。

日本とロシアは”蚊帳の外”に追いやられる可能性もある。

もちろん、6者会談のフレームはそのまま維持していくだろうが、4者会談が主軸の役割を果たしていくことには間違いないであろう。

もはや、朝鮮半島をめぐる問題において最大の議題は”平和体制つくり”になりつつある。”北朝鮮による日本人拉致”問題は、残念なことながら、”平和体制”という議題によって後退させられる格好にもなっている。

日本の国際的な孤立は深まっている。
日本の朝鮮半島や北方への進出は、遅れをとっている。
小泉首相は2000年代に入って2回も北朝鮮を訪問しながら、北朝鮮との関係改善(日‐朝国交正常化も)へ意欲を見せたが、米国に”速度の制限”を言われて、結局、北朝鮮との関係進展は行き詰まりになってしまった。

中国ロシアは、貿易黒字や石油輸出によって余る資本を、北朝鮮と東南アジアに投資して、日本の影響力に対抗しようとしている。

日本よ、もう、アメリカの顔色は伺わないで、自立性をもって外交政策を実行していくのがどうでしょう。

深まる日本の孤立。疎外されていく日本。外交技術、外交政策における大転換が必要ではなかろうかしら。

どう思いますか?

 

 

@2007/08/10 18:28

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